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2010年6月9日水曜日

『私の好きな歌・VOL.1』 TREES/THE GARDEN OF JANE DELAWNAY 1970年

 フランソワーズ・アルディもカバーしていた、英国のトラッド・フォーク・バンドの曲。初めはアルディで知ったのですが、後に原曲を聴き再び深く感動したものです。何とも美しいメロディ・ラインと淋し気でいてやさしい澄んだ女性の声でしょう!。その女性の名前はセリア・ハンフリーズ。歌い出しからスゥ~!と入ってくる淡い音色にうっとり。盛上がりなどなく、最後まで一貫したトーンで終わります。何度聴いても聴き入ってしまうのですが、切ない余韻を残すものでまた聴いてしまうのです。アルバム全体も素晴らしいのですが、私にとって、この一曲だけは特別な大好きな歌なのです。(1970年の1stアルバムより)
 
~ ジェーン・ドゥロウニーの庭~ :THE GARDEN OF JANE DELAWNAY



少年の声は、消え去らない 彼の言葉は、私に必要
あなたが、歩いている頂きはないのと同じこと ないのと同じこと
私は、あなたを私の夢の中につれていく 暗い朝からぬけ出して
情熱的な祭りの夢を通って ジェーン・ドロウニーの庭の中へ 庭の中へ
薔薇はそこにある 山道でみたいにむしりとっちゃいけない
炎はあなたの髪を焼きつくすだろう そしてあなたの目はガラスになる
あなたの目はガラスになる柳の木陰で 嘆き悲しんじゃいけない
黄金と翡翠色の涙が 川のように流れるだろう 流れるだろう
今はあなたから ジェーン・ドロウニーは夢を抱いていた
決して見つけられなかった夢 その夢をみのらせるのは
彼女の恋人の生き血なのだ 彼女の恋人の生き血なのだ
太陽の汚れなき淡き光は 二度とここにはさしこまない
庭にいる彼女の夢の精が 生き続けている限り

※冊子『BRIGITTE 0号』に掲載したものです。

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