2度目の結婚はオランダ人の前衛写真家ヨリス・イヴェンス(ドキュメンタリー映画等も撮っていたそうだ)。時はナチスの台頭。1944年フランスにてパリ開放の写真を発表。彼女はアフリカや東南アジア(バンコに20年)にまたしても移動。その間、ダライ・ラマに傾倒し、インドに亡命したチベット仏教徒達と生活。再び1966年にパリに戻り、最初の回顧展を開く。アンドレ・マルローやジャン・コクトーの支援と交友はずっと続いていたという。晩年は病に伏しドイツへと戻る。世界中を、激動の時代を生き抜き、最期は再びドイツに眠るという90年弱の人生はいったい、長かったのだろうか?束の間だったのだろうか?あまりにも壮絶だ。
私がこの女性写真家の名を知り得たのは、ジャン・コクトー(Jean Cocteau)が好きなので、その一枚の肖像写真に出会った時です。
(記:2007年5月2日)
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